着物買取の査定価格が“安く”なってしまう5つの理由について徹底解説!

着物買取の査定価格が“安く”なってしまう5つの理由について徹底解説!

「着物の高価買取を期待して査定してもらったのに、信じられないくらい査定金額が安い…」
こんな体験をした人の口コミがネットには沢山あります。自分では、高価買取の自信があって査定してもらった着物であっても査定金額がすごく安くてガッカリしたり、買取を中止した人が少なくありません。

着物買取の価格はどんな時に安くなってしまうのでしょうか?
この記事では、着物買取の査定価格が安くなってしまう5つの理由について徹底解説をします!

安い査定価格の理由1:着用した事のある中古着物


おすすめの着物買取サイトの査定価格が安くなる理由の一つとして、査定してもらった着物が未着用品ではなく、着用した事のある中古品の着物である場合があります。

着物買取の査定価格は、未着用品であっても購入価格の10分の1が平均的な査定価格となります。
ところが、数度しか着用していない新品同然の着物であっても、着用した事のある中古着物だと10分の1以下、酷いときは“30分の1”程度の査定価格になってしまう場合があるのです。

中古着物の査定価格アップ方法


中古着物である事が理由で着物買取の査定価格が安くなる場合、査定価格をアップさせる方法があります。
それは、太い販売路を確保している業者に着物買取をしてもらう方法です。
太い販売路があれば需要を確保できるので査定価格がアップします。
着物買取サイトは太い販売路を確保しているのでオススメです。

安い査定価格の理由2:着物の状態が悪い


着物買取の査定価格が安くなる理由として、着物の状態が悪い場合があります。

着物の状態が悪いとは、以下のような状態です。

  • シミがある
  • 汚れがある
  • ほつれがある
  • ヤケている

着物の保管状態が悪くて着物が傷んで状態が悪くなっている場合は当然ながら、査定価格が大きく下がります。
業者によっては、“買取不能”と判断されてしまう場合もあるほどです。

状態が悪い着物の査定価格アップ方法


状態が悪い着物を少しでも査定価格アップさせる方法があります。
それは、クリーニングです。
査定に出す前にプロにクリーニングしてもらって少しでもシミを落としたりしておけば、査定価格をアップさせる事が可能となります。

一番良いのは着物を正しく保管する事です。
除湿剤や防虫剤を使用したり、たとう紙で着物を包んだり、定期的に陰干ししたりして正しく着物を保管しましょう。

安い査定価格の理由3:サイズの小さい着物


着物買取してもらう際に、査定にサイズの小さい着物を出した場合も査定価格が安くなってしまいます。
これは先にも少し触れましたが、“需要”が大きく関係しています。

最近は着物人気で着物に対する需要が増えてきましたが、洋服業界全体で見ればまだまだ市場規模が小さいと言わざるをえません。
そんな中で、“サイズの小さい”着物は需要が確保しにくい着物となっています。
つまり、買取したとしても売るに売れないので査定価格が安くなってしまうのです。

査定価格が安くなる目安となるサイズは、身丈160センチ以下、裄丈65センチ以下です。

小さいサイズの着物の査定価格アップ方法


小さいサイズの着物の査定価格をアップさせる方法も、需要を確保すれば良いので、太い販売路をもつ業者に着物買取をしてもらう方法となります。
着物買取サイトなど、全国規模で展開している業者ならば小さいサイズの着物に対する需要もある程度は確保できるのです。

安い査定価格の理由4:低ランクの生地素材

着物買取の査定価格が安くなる理由として、査定に出した着物の生地に低ランクの素材が使われている場合があります。

着物の生地素材として、正絹,麻,綿,ウール,化学繊維(ポリエステルなど)といった色々な素材が使用されています。
この内、ウールや化学繊維のような低ランク素材の生地だと査定価格が安くなってしまいます。

ウールや化学繊維が安い理由


ウールや化学繊維を使用している着物は素材の特性上“水に強い”という特徴があるので使いやすく、大人気になっています。
つまり、需要が沢山あるのです。
それなのに、なぜ査定価格が安くなってしまうのでしょうか。

理由は、素材が確保しやすいからです。
ウールや化学繊維のような低ランク素材は正絹などと違って確保しやすい素材なので、希少価値が殆んどない大量生産品の着物となってしまうので価値がつきにくいのです。

安い査定価格の理由5:証紙がない


“証紙”がない場合も着物買取をしてもらう際の査定価格が大きく安くなる理由となります。

証紙とは、着物の伝統組合などが発行している証明書です。
その着物が伝統工芸品の着物であったり、手織り着物であったり、正絹100%の着物であった場合などに、「価値のある本物だ」と証明してくれます。

たとえ、伝統工芸品など価値のある着物であったとしても、証紙がない場合は価値が半減して査定価格が大きく安くなってしまいます。